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読んどいて損はないと思う本 

企業研修でもなく、専門的知識を求められる仕事に就くわけでもない私の研修は
かっこいい言葉で言えばジェネラリストとしての資質が問われ、現実的にいえば「できるためにはなんでもやれよ」というものです。後者の方が私っぽいです。
企業の利益を考える職員としてではなく、そのコミュニティの利益を考える一人間として(組織の中の一人であることに変わりはないんだけど)動かなければいけない以上、
関る対象へのまなざしとか、自分の素の部分を鍛える必要が、どうやらありそうで。
そんな、まなざしを鍛える為に自分的に役立った!と思う本のの読書メモを、今後つらつら挙げていこうと思います。あちらで自分のブログを見て色々確認するのにも、役立ちそうだしね。



*********::*********::********
「働く子どもたちへのまなざしー現代世界における子どもの就労ーその分析と研究」
Michel Bonnet、堀田一陽訳
社会評論社
manazashi.jpg




これは、児童労働やストリートチルドレンに関与する研修を受ける人には、必読かと思える一冊。
働く子どもたちの現実をとらえながら、彼らにまなざしを向ける人々の直面する問題を、縦横に語ってます。

児童労働=悪、と決め付けて、子供を庇護の対象と捉えるんじゃなくて
彼らを貧者全体の一部と捉えることで、実際の彼らの姿を見ていこうと提唱します。

子供達が恐れるのは、危険な労働条件よりも、生きるコースを外れること。
子供達は、はたらきたい。
そして同時に、勉強をしたい。
理想は、仕事することで幸せに生きていける世界なんです。書く能力っていうのは、力の象徴だから。
働く子供にとって、就労は基本的権利であり、生きる権利の一部となってる。それが、七億の貧困児童の現実。



「どんな子供も労働から話されなければいけない」、だって「労働は有害だから」という視点の危険性も非常にわかりやすく説明してます。
認証ラベルにネガティブキャンペーン、NGOプロジェクトやILOの見事な標語、寄付にバザーに・・・って盛りあがる集まりを見ると、なんだかどこかで違和感を感じることがあったんだけど、
「牛の前に牛車を置くな」というこの本の内容に、あぁ、そういうとこで自分はもやもやしてたのか。と霧が晴れた思いがしました。
児童労働と労働運動が、結びついてないんですよね。「労働者」として子供が捉えられてない。基本的な現実が、そこだけすぽんと抜け落ちてるから、子供が問題からとりのこされていく。
きつい言葉でいえば、当事者ではなく、大人の政策のための人質・道具みたいなものとして周縁化されえる。
「北では、“働く子供達”から“児童の労働”へと問題が一般化されてしまう。彼らの写真は、問題を象徴する一種のロゴとなる。生きた人間ではなくなるのだ」
わかった気になってイデオロギーや人道主義に引きずられて出した解決策は、富や力で計画作ろうってとこにおちつく。認証ラベル信仰もいいけど、問題はもっと複雑だ。
働く子供を、客観的実在として、捉えていますか。そこを、一歩とまって考えるべきじゃないか。
勿論劣悪な状態で働かされる子供も多いから、それは「健康を害する」労働として叩かれなきゃいけない。でも、多くの子供の「就労」は、大体は家族枠内で行われるって点も、是非留意してほしいとこです。                                        



                                                           
「子供と共に歩くとは、子供の疑問を真剣に受け止め、自分の生活に置き換え、大人の方法で大人の世界に参与し、回答として彼ら自らの参加を提案するという一連の姿勢」。
本質的な解決には、子供自身の参与が必須。歴史の上でもいつだって、苦しむ人同士の連帯を固めることが、解決方法への唯一の方法だったでしょう。
そうかんがえれば、
子供は恩恵の受けてではなくて、あくまでもパートナー。
「一人の人間として歴史をもつが、そのスタートポイントを私達の歴史に決められた個人」なんです。だから大人は参与する必要がある。こどもと共にね。



とまぁこういった内容です。
インドに多い債務奴隷の話や、政府・国際機関の姿勢、こどもの親や企業側の戦略なども詳細のってますので、多面的な理解ができます。
じゃぁ一体どうすれば?という解決策は提示してないけど、それは私が現地にいって導き出すことだと思う。

ちなみに
児童労働を考えるにあたって、念頭においておいたほうがいいのが、本書でも繰り返しでてくる96年の「クンダプール宣言」。
その主な主張は、「ぼくたちわたしたちは、労働搾取に反対しますが、教育と余暇の楽しみにかなう時程をもった品位ある労働に賛成します。」って文面に出てるかと。こちらも参照してもらうと、より理解は深まるかと思います。





私は、研修先でも自分のまなざしをもとに、現地での教育や組織運営に携わるわけですよね。
帰国したら帰国したで、自分のまなざしで見てきたものを、色んな人と共有するわけで。
気をつけすぎることはないと思うから、最大限の注意を払っていこう。現に今の時点で、色々と反省させられる点はあったしな。
「教育」によって、彼らが知りたいことは何だろう?




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相手からAN(研修契約みたいなもん)が送られてきてやっと正式に研修決定!
とみせかけて、正式な判子がついてないというナイスなフェイントをかけられました。
ボルネオ中のわがSSに代わり、代理のコが即座に対応してくれたので、まぁ近いうちにちゃんと契約完成することでしょう。
また正式決定したら、研修先について色々書こうかな。
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[2008/03/09 00:18] インド関係書籍・資料 | TB(0) | CM(0)

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